二人目以降の出産だと、入院中上の子をどこに預けるか悩みますよね。
正期産になるといつ陣痛や破水が起こってもおかしくありません。
しかも二人目以降だと初産の時より分娩の進行が早いことが多いと言われています。(もちろん個人差はあります。)
私の場合は二人目を妊娠中、上の子は2歳でした。
もし上の子と二人きりの時に入院しなくてはいけない状態になったらどうしよう
と不安に思っていました。
臨月に入る前から夫と話し合い、夫や義母の協力を得て入院期間を乗り越えることができました。
この記事では、入院中の上の子の預け先や入院に向けて準備することを紹介していきます。
✔️入院中の上の子の預け先に悩んでいる人
ママが入院中、上の子の預け先は?
1.パパが仕事を休んで子どもと過ごす
やはりパパにお子さんを見てもらうのが一番安心できるのではないでしょうか。
仕事が忙しくて普段なかなかお子さんに関わることができないパパもいると思います。
パパとお子さんだけで過ごしてみる良い機会になるかもしれません。
2022年10月から産後パパ育休がスタートしました。
産後パパ育休(出生時育児休業)が10月1日から施行されます|厚生労働省
こういった制度を使って仕事の休みを調整できるか、職場に相談してもらいましょう。
2.実両親や義両親に来てもらう・預ける
実両親や義両親に自宅に来てもらったり預ける方法もあります。
普段よく遊びに来てくれる両親でも、24時間小さい子のお世話をするのは大変だと思いますし、注意するポイントもわからないことが多いと思います。
そのため、出産前に試験外泊をしたり、お子さんのこだわりや食形態など生活上のポイントをメモにして渡すとママも両親も安心です。
3.行政サポートも活用しよう
パパや両親のサポートが難しい場合は、各自治体で行っているサポートの利用を検討してみましょう。
ファミリーサポート
育児の援助をしてほしい人(依頼会員)と、育児の援助をしてくれる人(提供会員)がそれぞれ会員となり、地域で相互にサポートしあう事業です。
利用するには会員登録が必要です。私も会員登録だけ済ませています。
日中お世話をする人がいない場合は、パパが帰ってくるまでファミリーサポートを利用する方法もあります。
しかし原則数日前から事前予約が必要なので、陣痛や破水が始まり今すぐに利用したいという場合は難しいです。
一時保育・定期保育
普段自宅でお子さんを見ている方は、近くの保育園で一時保育や定期保育を利用する方法もあります。
保育園と聞くと
ただでさえママが入院して不安を感じているのに、日中保育園に行かせるなんて…寂しい思いをさせてしまうんじゃないか。
と心配になるママもいるかもしれません。
確かに最初の数日は預ける時に泣いてしまうと思います。
しかし、保育士さん達は子どものお世話をするプロですし、子どもの順応性って本当にすごいので、過ごしているうちに少しずつ慣れていってくれると思います。
お子さんにとっても他のおともだちを過ごすことは、とてもいい刺激になります。
保育士さんに子育ての相談をすることもできるので、ママにとっても心強いと思います。
保育園では園庭開放や子育てイベントなどを行っています。
そういったイベントに参加し、保育園の雰囲気に慣れてもらうとお子さんの不安も少し和らぐかもしれません。
その他
乳児院や児童養護施設では、ショートステイ(宿泊保育)やトワイライトステイ(夜間養護宿泊)をやっています。
いきなり知らないところで夜を過ごすのはとても不安だと思うので、一度見学させてもらえるか問い合わせても良いかもしれません。
その他にも各自治体独自で行っているサービスもあるかもしれないので、問い合わせてみましょう。
4.ベビーシッター
マッチングサイトを通じて希望する時間帯や条件などに合ったベビーシッターに頼むことができます。
お子さんとの相性もあるので、入院前に利用し、お子さんが安心できるシッターさんを探しておくと安心です。
5.子連れ入院できる産院を選ぶ
上のお子さんと泊まることができる産院を選ぶ方法もあります。
しかし、母子同室方針の産院ですと、ママと上の子だけで入院した場合、夜間上の子と新生児の世話を一人で見なくてはいけない可能性もあります。
分娩予約をする前に産院の方針を確認しましょう。
また、人気の産院は、妊娠が分かったらすぐに分娩予約をとらないと予約枠が埋まってしまうところもあります。
私も子連れ入院できる産院を探していましたが、どの産院も妊娠5.6週で予約をとらないと間に合わないところばかりで諦めました…
6.計画分娩
病院によっては家庭の希望で計画分娩を行える病院もあるようです。
あらかじめパパの休みに合わせて出産日を決めることができたら一番ですよね。
しかしどの病院もやっているわけではないのと、出産時期が決まっていたりします。
また妊娠の状況によっては計画分娩ができない場合もあります。
私の体験談:上の子の預け先や入院前にやったこと5つ
出産前の状況
・上の子:当時2歳。平日は日中保育園。絶賛イヤイヤ期
・夫:基本平日仕事でたまに土日出勤あり。18時過ぎには帰宅でき、残業はほぼなし。
・実家:自宅から車で1時間の距離に住んでいる。父も母も仕事をしているのでサポートは不可
・義実家:自宅から電車で2時間の距離に住んでいる。仕事は引退しているが、高齢のため上の子の暴れっぷりに手を焼いている。
実母が仕事でサポートを頼むのが難しかったので、私が入院中は主に夫と義母に上の子のお世話をお願いしました。
入院前にやったこと
1.上の子と二人きりになる時間をなるべく減らす
正期産になるといつ陣痛や破水が起きてもおかしくありません。
そのため、上の子と私が二人きりになる時間をなるべく減らしました。
うちの場合、上の子が日中保育園に行っていたので二人きりになる時間と言えば、
でした。
✔️保育園送迎の対策
保育園の送迎は私がしていました。
臨月前は車で送迎していましたが、臨月に入ってからは電車での送迎に切り替えました。
理由は、万が一車を運転中に破水や陣痛が起きた場合、初心者ドライバーの私が冷静に運転できる自信がなかったからです。
電車だと周りに人がいるので助けを求めやすいんではないかと考えました。
✔️休日出勤日の対策
夫が休日出勤の日は、実母か義母に日中来てもらい、上の子と二人きりにならないようにしました。
✔️どうしようもないときは近所の人を頼る
上の子と二人きりになる時間を頑張って減らしても、完全にゼロにすることはできません。
幸い、近所に住んでいるのは優しい方ばかりだったので、二人きりの時にトラブルが起きた場合は近所の方に助けてもらおうと思っていました。
2.夫に勤務時間を変更してもらう
夫の職場に育児短時間制度があったので産後はそれを利用しました。
子どもを出産してから数ヶ月はその制度を利用し、1時間早く退勤し上の子の保育園送迎をやってもらいました。
3.義母に試しに泊まりに来てもらう
私が働いているときも、義母に子どもの面倒をよく見てもらっていました。
しかし、泊まりで面倒を見てもらうことはなかったので、入院前に試しに泊まってもらいました。
その際に生活上の注意点などをメモを書いて説明しました。
✔食事のアレルギーについて:アレルギーは今のところありませんが、まだ試せていない食品があるので食べさせないよう伝えました。
✔食形態について:プチトマトなどは必ず4等分にカットするよう説明しました。
✔好きな食べ物:超偏食っ子なのでこれだったら食べるってものをピックアップしました。
こう挙げてみると食べ物のことばかりですね。
あまりたくさんメモにしても義母も覚えられないので、アレルギーなど命に関わる大事なところだけ伝えました。
4.上の子にもうすぐ入院することを説明する
二人目出産の時、上の子は2歳でした。
上の子にはお腹に赤ちゃんがいることは説明していました。
↓上の子に妊娠を伝えたときのお話。
aaccco.com
臨月に入ってからは、
もうすぐでお母さん、赤ちゃんを産むために病院に入院するんだよ
と話していました。
保育園の先生にも出産予定日を伝え、上の子の受け止めについて情報共有をさせてもらっていました。
先生が「ママがそろそろ入院するんだけど、入院ってどういうことかわかる?」と聞くと、
ママと赤ちゃんが行くんだよー
と答えていたと教えてくれました。
小さいながらにちゃんと理解してくれていて嬉しかったです。
保育園の先生のサポートも本当に心強かったです。
5.手紙とプレゼントを用意する。
私が入院したら渡してもらうように手紙とプレゼントを用意しました。
赤ちゃんを生んですぐにおうちに帰って来ること、パパとばぁばと仲良く待っていてほしいこと、上の子が大好きだよということを伝えたくて用意しました。
手紙は夫が読み聞かせしてくれたようで、じーっと聞いていてくれたみたいです。
子どもの好きな恐竜の絵本とだだんだんのぬいぐるみをプレゼントしました。
実際の入院のタイミングは?
色々なパターンを想定して出産を待っていましたが実際は、正期産に入ってすぐでした。
深夜に前駆陣痛から始まり朝方まで痛みが続いていました。
そのため、その日は夫に保育園の送迎を依頼し、家で様子を見ることにしました。
その後陣痛間隔が短くなり病院に入院。入院後2時間で出産しました。
入院してから出産まであっという間だったので、夫には入院も出産も全部事後報告になってしまいました。
上の子にも朝保育園に見送ったのが最後、そのまま入院となってしまいました。
入院中の子どもの反応は?
入院中は毎日子どもとテレビ電話していました。電話中は元気そうでしたが、毎晩夜泣きをして大変だったそうです。
生まれて初めて私と離れて過ごしたので、やっぱり不安だったんでしょう…。
退院後もしばらく夜泣きが続きました。体調も崩しがちになり2週間に1回は熱を出すように。
退院後は上の子優先で過ごし、上の子が不安にならないように気をつけました。
すると、夜泣きや熱も次第に落ち着いてきました。
まとめ
二人目出産で入院したときの上の子の預け先や、入院前に準備したことについて紹介しました。
安心して出産に臨めるよう、事前にできる限りの準備をしておきましょう。